バックナンバー 第41〜60回

第41回 アルモ(V)

第41回 アルモ(V)

そろそろ夏生地を載せないと、洋服屋としてどうなんだ、と言われてしまいますので、今回は久しぶりのアルモのボイルです。
まだそんなには動いてないですが、早めに作っておくタイプの方を中心に、注文が始まっています。
毎年の事なんですが、夏生地は夏専用という性質上、夏の終わりにはもう置かなくなってしまいます。
その頃に作っても、出来る頃には秋ですから。
と、言うわけで、生地の品切れも全体的に早めです。
気に入った生地を見付けたい方は、是非、早めにチェックを。
夏前にはシャツの形になっているのがベストですね。

第42回 GIZA 120/2

第42回 GIZA 120/2

国産生地の春の新柄です。
その中でも、評判のいいものをご紹介させていただくんですが、今回は予想が外れました。
この生地は、私の読みでは「まぁまぁ人気が出る」位の評価だったんですが、以外にもヒットしてます。
特に、白の動きがよく、この文章を作っている最中にも、1着出ました。
確かに、生地は良いですし、柄も派手すぎず地味すぎず、と、人気の要素は持っているんですが、特別に春らしい生地という訳ではないので、侮ってました。
私の見る目も、やはりまだまだです。
次回は、私が「今春はこれかな」と思った生地を紹介しようと思います。

第43回 国産120/2

第43回 国産120/2

前回の予告通り、今回は私が「これかな」と思った生地の紹介をさせていただきます。
モノとしては、前回紹介した生地と同じクオリティーで、GIZAコットンの120番手双糸です。
白地に色のピンストライプで、白の部分にはちょっとだけ織が入っています。
自分ではあまり着ない柄なんですが、好きです。
ここ最近の傾向として、皆さん、かなり明るい色の生地でも気にすることなく選んでいましたので、そろそろ白ベースのシャツに戻ってくるんじゃないかと思っていたんですが、どうやらまだだったようです。
ウチの生地棚を見ていても、全体的な傾向としては、相変わらず華やかな色の生地は増え続けていて、一昔前と比べると、まるで別のお店のようです。
海外のお客様が選ぶモノは特に変っていないという事を考えると、現在、いかに日本人の、特に男性のファッションが移り変わっているかが分かります。
今までよりも更に「この仕事の人、この年齢の人は、こういう格好をしなければならない」という常識の撤廃は進みそうです。
年長者、上級職の方々の、ファッションに対する寛容さが増したことが、一番の原因かと思います。
なんだかレポートのようになってしまいました。
次回は夏生地かな、と思っています。

第44回 アルモボイル 白紋

第44回 アルモボイル 白紋

今回は、ボイル生地の透け具合を見ていただこうと思いまして、ボイルの中でも透け易い白の紋を選びました。
同じ白紋でも、織の入る間隔や織り方によって、透け感は大分変ります。
ボイルだからといって、何でもかんでもが透ける訳ではありませんので。
例えば、以前載せた番外編の衿見本シャツの生地は、殆ど透けが気になりませんし、紗織などのカラミ系も透けにくいです。
ただ、透けるものはほぼ間違いなく涼しいです。
透けないのに涼しい、はありますが、透けるのに暑い、は殆どありません。
そういう意味では、見た目にも、着心地にも、分かりやすく夏物です。
上着を着たまま過ごす方なら、透けも気にする必要ありませんし、機能性の面でも、この夏、お薦めしたい一枚です。
 
でもやっぱり透けるのは嫌だなぁ、という方向けの生地は、次回紹介予定です。

第45回 アルモボイル

第45回 アルモボイル

前回に続き、ボイルです。
今回は透けが少ないタイプの物をご紹介致します。
色柄のあるものは、白に比べて、全般的に透けは出にくくなります。
ただ、完全に透けがでないという訳ではありません。
どちらかというと、色がある分だけ「透けが目立ちにくい」という表現が正しいような感じです。
透け具合としては、薄手のブロードとほぼかわりません。
透けてしまうのが嫌な方は、色の入った生地をお薦めいたします。
写真の生地は、あくまで参考までの一例ですが、アルモボイルの中でも、私が特に気に入っているシリーズの一つです。
私見ですが、10点満点評価で風合いが7点、透け具合が5点、涼しさが8点、といったところでしょうか。
色柄に関しては、より好みの出るところなので、評価は避けておきますが。
中には、仕事の都合や自身のポリシーとして、白を着たいという方もいらっしゃると思いますので、次回は透けない白をご案内させていただこうかと思っています。

第46回 プリント柄のボイル

第46回 プリント柄のボイル

今回は、ボイルの中でも変り種のご紹介です。
ボイル地に柄をプリントした生地なんですが、普通の生地と違っているところが数点あります。
例えば、曲線の柄がある。
普通といえば普通なんですが、織りの柄ではありえない柄が出来ます。
織柄は、その名の通り「織」で柄を作っているので、結局は直線の組み合わせ、ドット絵の様になっているのに対して、プリント柄は生地に「印刷」しているので、自由に柄が作れます。
他にも、色をあとから入れる訳ですから、色そのものが綺麗に出せたりもします。
この辺りが、プリント柄の強みではないでしょうか。
逆に弱みとしては、まずフォーマルにはなりません。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、織柄で作れない柄、イコール、ネクタイ様には適さない、といったところでしょうか。
例えば、プリントで作ったストライプの生地、色出しに違いこそあれ、普通の織りでのストライプで対応できます。
この辺りが、高級番手にプリントがない1つの要因だと思われます。
単純に、高級番手は糸が細すぎて、プリントが乗り辛いということもあると思いますが。
 
今回の写真の生地は、プリント・ボイルの中でも大人し目のもので、もっとプリントプリントしたものもございます。
用途としては、半袖、長袖、ともに釦ダウンが一番多く、続いて開襟シャツ、普通の衿、変わり型、という感じです。
オススメは、長袖の釦ダウンと半袖の開襟シャツです。
上着なしで行動するような暑い日に向けて、たまにはこんなリゾート・テイストもいかがでしょうか?

第47回 パッチワーク

第47回 パッチワーク

今回の生地は、カジュアルの代表格の一つ、パッチワークです。
ウチではここ数年、毎年やっているんですが、評判は上々です。
生地そのものは、お世辞にも良いとは言えないんですが、ハイクラス生地ではこういうカジュアル感は出ませんし、遊び用でのハードな使用を考えると、高級番手の生地を使って作るよりも適していると思います。
高級番手のカジュアルシャツも作るんですが、どうしても、良くも悪くも、何処と無く上品な仕上がりになってしまいます。
野山を駆け回ったりするのには向きません。
その点、パッチワークなら、思う存分遊んでいただけます。
これからの季節、海に山に、行楽の御供にパッチワークシャツ、いかがでしょうか?
赤、緑、茶の3パターンをご用意いたしました。

第48回 アンダーソン入荷

第48回 アンダーソン入荷

アンダーソンの200/2、入荷しました。
今回は、全9柄の入荷ですが、今までにやっていた物の追加も含まれているので、実質6柄になります。
その中から手始めに、2柄アップします。
ブルーのストライプに縁取りで紺とピンクです。
共に春夏に最適な、明るい色合いで、特にピンクの方は華やかです。
見事な風合いは相変わらずなので、明るめの高級番手をお求めの方にオススメです。

第49回 アンダーソン200/2

第49回 アンダーソン200/2

大分、間が空いてしまいました。前回に続き、アンダーソンなんですが、最近、珍しく無くなってきちゃったかなぁ、なんて思う位、頻繁にアンダーソンを紹介している気がします。前にも書きましたが、ここだけ見ると、ちょっとしたアンダーソンの専門店みたいですね。実際は、およそ650着分を生地として巻いている店頭中で、アンダーソンは38着(数えました)ですから、全体の6%もありません。当然、ホームページに載ってないアンダーソンもありますので、ここで見て、興味を持った方は、お近くにいらした際にはお店も覗いて見てください。 生地在庫のデータは2008年6月時点での数量です。

第50回 エイコーン(英国)

第50回 エイコーン(英国)

記念すべき第50回に、どんな生地を載せようか迷ったんですが、悩んだ挙句にこの生地になりました。 200/2やカルロリーバなども候補に挙がったんですが、決め切れなかったので、全然違う系統にしてみました。 イギリスの生地は、元々はメインの1つだったんですが、トーマスやアンダーソンがアルビニ傘下であるということを踏まえると、純粋なイギリスの生地メーカーは意外と少なくなります。(日本に入ってきている物で) そんな数少ないイギリスの生地メーカーの一つ、ACORNの、大柄なフランス綾のギンガムです。生地としては、 1、色物 2、フランス綾 3、大柄 4、ギンガムチェックと、様々な要素が入っていて、イギリスの生地にしては、ちょっと詰め込みすぎかな?と思うんですが(ある意味イロモノ的ですが)、生地そのものはとても良いです。生地の風合い自体は、トーマスに似ています。大柄のギンガム、しかも赤とブルーは、昔から人気があるのに生地がない、の定番でした。特に赤い生地は少ないので、待っていた方、探していた方も少なくないのではないでしょうか。気に入った方は、お早めにご連絡下さい。恐らく、赤から先になくなると思います。

第51回 トーマス・メイソン

第51回 トーマス・メイソン

今回は久々に、ベーシックな柄のものをご紹介致します。
しばらく登場していませんでしたが、トーマス・メイソンのゴールドラインです。
定番中の定番、ブルーのロンドンストライプです。
等間隔の、単純な縞を一まとめにしてロンスト、と言ってしまう事もありますが、厳密には、幅が5ミリ位の細い縞を等間隔に配列した、単純な棒縞の事を言います。
白地に1色使いが一般的ですが、2色使いのものも含まれます。
ですから、「太目のロンスト」という表現は、本来は間違っているわけです。(私は結構使ってしまいますが。)
 
なんだか、凄く久しぶりに用語の話をした気がします。
もう少し、こういう話題を増やした方が、シャツ屋らしい感じが出るのかもしれないですね。

第52回 アンダーソン ゼファー

第52回 アンダーソン ゼファー

今回は久しぶりに、珍しいのが入ってきたのでご案内させていただきます。
前にトーマスのソブリンを載せた時には、かなりの問い合わせがあったんですが、やはり入荷着数が極端に少ないので、なかなかお作り頂けませんでした。
今回の生地も、ブルー、ピンクともに4着分の入荷です。
おそらく、追加入荷は無いと思います。
また早い段階での品切れが予想されますので、気になった方はご連絡下さい。
 
肝心の生地ですが、D.J.アンダーソンの170番手双糸です。
写真ではハケメっぽく見えますが、シャンブレーになります。
風合いなんですが、200番手のシリーズに比べて、硬さがなく、ある意味ではアンダーソンらしくない感じです。
が、カルロリーバのリシオのようなフワフワした柔らかさにはなっていません。
おそらく意図的にだと思われますが、アンダーソンでも柔らかめのラインを、という事で作られたのがゼファーシリーズなんだと思います。
ゼファーの生地は、200番より、番手を少し落としている分、柔らかさは出しやすくなっています。
でも、リシオみたいにまではヤワヤワにしないところが、イギリスの気候、文化、人柄などの影響なんでしょうね。
 
ご連絡を頂けましたら、短期的に生地を取り置く事も可能です。
すぐには来店出来ない、という方も、ご遠慮なくお申し付け下さい。
 
久々のレア生地紹介でした。

第53回 カルロリーバ・リシオ(白)

第53回 カルロリーバ・リシオ(白)

もう載せたとばかり思っていたんですが、実はまだでした。
カルロリーバの代名詞、リシオ(白)です。
色物のリシオは何度か出てきているんですが、恐らくは載せようと思ったときに品切れしていたんだと思いますが、白はまだだったようで。
リシオが好きなお客様に、ホームページに載せないのは、品切れにしない為だろ?と言われてしまいました。
そんな事はありませんよ!
ただ、確かに頻繁に品切れしているんですが、それと生地紹介とは別問題です。
単に飛ばしてしまっていただけです。
 
と、言う訳で、リシオです。
私が思いますに、カルロリーバの中で、最も特徴的なのがコレです。
ポプリンやスーパーリーバも、当然ハイエンドなんですが、それぞれの生地ジャンルの中で、特別に良い生地、という感じで、リシオは他に無い、独立した生地、と言ったところでしょうか?
なかなか分かりづらい言い方になってますが。。。
ポプリンはブロード系の、スーパーリーバは柔らかいツイル系の、それぞれハイエンドの一つです。
が、リシオは、それ単体で一つのジャンルというか、オンリーワン、というか。
ある程度似た生地や、劣化コピーのような生地もあるんですが、比較対象が無い生地なので、リシオが好き、という方には、品切れの際に代替としてお出しする生地がありません。
その特徴は、やはり軽さではないでしょうか。
同じ1着分の生地の状態で、もしくは出来上がったシャツの状態でもいいですが、重量感が全く違ってきます。
シャツになると、芯地や釦といった定重量の物が付きますが、それでもなお違いが分かります。
その軽量感からくる風合いは、雲や羽を着ている様だ(お客様談)、と言われる程です。
フンワリしてます。
ただし、ランドリーを間違えなければ、ですが。
そんな風合いなので、強度面で、なんとなく頼りない感じもします。
ハードに洗ったり、バンバン機械プレスしたり、ましてや糊を強く掛けたりすれば、痛みやすいですし、風合いも損なわれます。
180番手双糸という細い糸を、フンワリと仕上げているので、どうしても他の生地よりも若干慎重なケアが求められるかも知れません。
ただ、折角の風合いの良い生地ですから、なるべくなら、その良い風合いで着ていただきたいと思います。
御自分が出している所が、あまり上手でないランドリーだな、と思っている方は、リシオだけでも自宅洗い&アイロンをしてみて下さい。
長持ちしますし、リシオに触る時間も長くなるので、損は無いと思いますよ(笑)

第54回 国産100/2 変り織

第54回 国産100/2 変り織

ザックリした、カジュアルっぽい白が欲しいけど、生地の悪いものには袖を通したくない。
そんなこだわりのある方はいませんか?
 
今回ご紹介しますのは、そんな方々に御好評いただけるであろう白、変り織です。
 
カジュアルと高級番手は、あまり相性が良くないと言われています。
理由は幾つも思いつきますが、
高級番手

当然、糸が細い

織の目が細かくなる

織柄出しが小さくなる

カジュアルのザックリ感が出ない
(代わりに、高級感や光沢などが出ます)
と、いったものが中心ではないでしょうか。
 
最近は白シャツの登場機会が非常に多く、まさに万能の活躍ぶりを発揮していますが、前述のようなこだわりのある方にとっては、高級番手の白は、どうしてもバラエティーに欠いているようです。
確かに、ブロード、オックスフォード、ツイルが殆どですから。
 
そこでバリエーションに加わるのが、今回の生地です。
パッと見た感じでは、40番手以下のオックスフォードのような荒々しい、大きな織目になっていますが、その実、100番手双糸の使用により、抜群の柔らかさと着心地を実現!
カジュアル寄りの見た目を出しつつ、高級な着心地。
人知れず、ワンランク上の満足を得られる、という事です。
 
合物ですが、見た目ほど厚くないので、夏の終わりから寒くなるまで着れます。
最近は、何処にでもエアコンがあるので、どのシャツも、ある意味オールシーズンですが。
 
既にある程度動いてしまっているので、秋を待たずに品切れ、という事が考えられます。
その際はご容赦下さい。

第55回 SIC その1

第55回 SIC その1

久々登場の海島綿は、この秋冬の新柄です。
前にも触れた通り(触れたかな?)海島綿の色柄物は少ないので、秋冬入荷の新柄の先陣を切っての紹介です。
番手は、いつも通りの90/2×50/1なので、生地としては信頼感のあるものですね。
ただ、平織りなので、何度か水を通すまでは少しゴワゴワするかもしれません。
まぁ、洗濯を繰り返していけば、初めのゴワつき感を補って余りある滑らかさになっていきますが。
 
今回は海島綿の色柄物が他にも入ってきたので、次回載せようと思ってます。
 
何年振りかの柄物海島綿ですから、海島綿ファンの方だけでなく、今まで海島綿では作っていなかった方や素材レベルでこだわる方にもオススメさせていただきます。

第56回 SIC その2

第56回 SIC その2

予告通りに海島綿です。
内容は同じになるんですが、前回のブロードに対して、今回はツイルになりますので、触り心地は少し柔らかくなってます。
まぁ、縞の部分は平織りですし、フンワリ系のツイルではないので、そこまで極端な違いは出ていませんが。
色柄物で、しかも定番系の柄ですから、これなら試してみてもいいかな?と思う方もいらっしゃると思います。
特に、グラフチェックはオススメです。
シンプルでスッキリな柄ですから、ボタンダウンも良いんですが、ネクタイ用のセミワイドなんてどうでしょう?
オーソドックスですが、紺のブレザーとグレーのパンツを合わせて、ニットタイで一つの完成型だと思います。
 
次回も海島綿でいくかも知れませんが、もうインポートが入ってくるので、そちらになるかも知れません。

第57回 ホネガー

第57回 ホネガー

秋冬の生地も出揃いまして、載せたい生地もかなり溜まっちゃってます。
そんな中から、今回はイタリーのホネガーです。
ホネガー自体がかなり間隔が空いての登場ですね。
 
この生地は、直近のDMに載せたんですが、評判は上々で、まとめて入荷した生地が、良い勢いで減っていってます。
まぁ、すぐになくなることは無いと思いますので、気になった方は店頭でご覧になってみてください。
 
生地としては、ライトグレーをベースに、ミディアムグレーのストライプと、さらにその中に濃いチャコールグレーのトリプルストライプ、といった感じです。
一番多いライトグレーの部分には、※サテンで織縞を入れてあります。
DMではクレリック仕様になってますが、共生地で仕立ててもカッコいいと思います。
 
※ちなみに、サテンと朱子(しゅす)は同じ意味で、織物の三原組織の一つです。
経糸・緯糸共に生地の表面に浮かせてあるので、光沢と滑らかさが出ます。
(この話、前に出てきたかもしれませんが。。。)

第58回 アルビニ / アルモ

第58回 アルビニ / アルモ

今回は、今期の新柄から、私が自分で作った生地をご紹介させていただきます。
結構迷ったんですが、アルビニのグリーンのストライプと、アルモ120/2のオレンジ×ブルーのストライプにしました。
どちらも合物なので、通年使用出来るんですが、日本の蒸し暑い気候を考えると、夏以外の3シーズン用と考えて良いと思います。
合物のなかでも、夏を含めた3シーズン用の物もあります。
カルロリーバやイーナスなんかがまさにそれで、リシオや無地のイーナスなどは、半夏といって良いかもしれません。
 
グリーンのストライプの方は、細かいオックスのように少し立体的な生地で、風合いは固めになっています。
オレンジ×ブルーの方は、120番手にしては肉厚で、シーズン的にも強度的にも、結構長く着れそうです。
生地の風合いは、その厚みの割に(そこまで厚くはないですが。)キメ細やかで、さすがはアルモ・クオリティーです。
両方とも、ひとまず出来上がってすぐに2度程洗ったんですが(糊抜きのため)、まだ硬さが少し残っています。
どちらも、洗い込むのが楽しみな生地です。

第59回 アンダーソン200/2

第59回 アンダーソン200/2

アンダーソンの200番手です。
以前にもやっていた事のある柄ですが、御好評にお応えしまして、再びの登場となりました。
以前の事を覚えてらっしゃる方で、お気づきの方もいるかもしれませんが、今回はピンクはやってません。
代わりに青系2色になってます。
水色・ブルー・紫の3色で、確か前にやった時は、紫から無くなった気がします。
今回は、ブルーからかなぁ?と思っているんですが、前回も同じような事を思っていたので、どういう順番でなくなるかは分かりません。
昔のように、「ワイシャツは白!色物ならばブルーかグレーまで!!」の様な考え方が無くなってきたので、どの色に人気が出るかが決め難くなってます。
それでも、白とブルーは鉄板ですが。
 
これからも、なるべく多くの色柄の中からお選び頂ける様、努力して参りますので、よろしくお願い致します。

第60回 アンダーソン200/2 杉綾

第60回 アンダーソン200/2 杉綾

今回もアンダーソンです。
もともとはもう何色かあるものなんですが、その中から定番3色とも言える、白・ブルー・グレーです。
風合いは、殆どツイルと変りませんが、見た目が違います。
ホント微妙に、ですけれども。
遠目で見れば、まず分からないと思うんですが、近くで見た人と、着ている本人には分かります。
ツイルだと、全てが均一に並んでいる綾目が、杉綾にすることで、柄らしい感じになってます。
アンダーソンの綾は、細い目の綾なので、ツイルだと、ほぼ無地にしか見えないんですが、杉綾は交互に綾を入れてあるので、細い目の綾でも、柄感が少し出ています。
主張し過ぎない柄物、いかがでしょうか?
 
皆さん、そろそろアンダーソンも見飽きていると思いますので、次はいい加減違う生地メーカーでいこうと思います。