第111回 ゲッツナー ギンガム
ここ最近の人気者、ギンガムチェックです。
割と細かめのギンガムなので、極端に遊びっぽくはなりません。
遊び心、位の感じです。
色としては、定番の赤とブルーに、ライトブルーが追従、といったところでしょうか。
グリーンは、コーディネイトがはっきりと見えている人用、といった感じですね。
やはり、茶系の上着でしょうか。
ニットタイなんかがあると、良いですね。
糸が単糸なので、特有のシャリ感と柔らかさの両立が味わえます。
第112回 国産 60/2 変り織
春に向けた新入荷の国産地です。
60番手と、決して高番手ではないんですが、その分高番手では出来ない風合いを求めて作ってあります。
オックスフォード系の生地ですが、低番手ならではの厚みとガッシリ感があります。
高番手好きな方には、ちょっと受け入れ難いかも知れませんが、糸が太いからこその、こうしたザックリとした生地もなかなか良いものです。
ちなみにこの生地、ただ糸が太いだけではありません。
ギザ・コットン(多分GIZA37位?)を使って作られているので、低番手特有のゴワゴワ感もありません。
春先辺りに最適な一枚ではないでしょうか。
第113回 トーマス・メイソン
久々の更新となってしまいました。
これでイマイチな生地を載せたら怒られてしまうと思い、最近のとっておきを載せます。
ゴールドラインの薄いブルーのブロードです。
ひっそりと仕入れてあったんですが、早々に載せるはずがなかなかホームページに手が回らす、大分空いてしまいました。
しばらくは店頭に出ていたんですが、以前から頼まれることの多かった薄いブルーということで、次々と出て行ってしまいました。
今現在は、若干残っているんですが、もう何時無くなるかは分かりません。
出来れば定番化したい生地です。
第114回 国産 パナマ織
ボイル糸ではない夏物の一つなんですが、ご存知の方は割と少ないかと思います。
パナマ帽だと馴染みのある方が多いのではないでしょうか?
パナマ織という、風通しの良い織り方で作られた綿の生地です。
今年の弱エアコン傾向の中では、扇風機や送風運転が多くなると思われますので、通気の良くないTシャツやポロシャツを着るより、通気の良いワイシャツを着ている方が涼めるというケースが多くなるんじゃないでしょうか?
クールビズという言葉の中には、「ビジネス」が含まれていますから、短パン・ポロシャツではやっぱりピンとこない方も多いようです。
確かに、それは「クールワーキング」ではあっても、ビズではない気がします。
とはいえ、考え方、感じ方は人それぞれですから、いろんな要望にワイシャツ屋として応えていきたいと思っております。
第115回 アルモ ボイル白紋
やっとの登場、アルモのボイルです。
近年動きが鈍っていたように思われていたボイルですが、今年はボイルの動きが好調です。
そんな中から、白のストライプをご紹介致します。
ボイルで白といえば、やっぱり透け具合が気になる方も多いと思いまして、今回は生地の下に手を入れて写真を撮ってあります。
思ったよりは透けませんが、肌着を着た人が、上着を脱げば分かる程度には透けます。
通気の良い上着を着ても、ワイシャツの通気が悪ければ意味が無いので、季節感を出す為だけでなく、機能面も考えて、麻のジャケットや、夏用のスーツを着るのであれば、ワイシャツも夏素材になるのではないでしょうか?
白はやっぱり透けが気になるという方は、透けの目立たない色物、柄紋もありますので、爽快にはならないまでも(夏の暑さを、着るだけで爽快になるなんて言われても信用してもらえないと思いますので)、不快指数を下げる為にも、ボイル、いかがでしょうか。
第116回 アルビニ 小市松
ちょっと目に留まった生地があったので、載せてみました。
アルビニの小さい市松です。
白、水色、薄紫の三色があります。
裏側の糸が浮いているので、他の生地に比べると、多少縮み易いかもしれません。
ですが、色と見た目が良いので、固めのカジュアルには向いていると思います。
洗濯して干す際に、この手の生地は、完全に乾かしてしまうと繊維が詰まるので、その前にアイロンをかけると良いと思います。
この生地以外でも、単糸やコンパクトヤーンなどは、この特徴が出やすいので、洗濯の際には留意しておくと良いです。
とはいえ、そこまで極端に縮むものでもないので、大きく縮んだ際には、その他の要因が過分に係わっていると思われますが。
第117回 トーマスメイソン グレンチェック
今年の秋物の生地です。
問屋さんに、仕入れて欲しいと頼んでおいた、トーマスのシルバーラインのグレンチェック3色です。
ブルーの濃淡と、グレーになります。
もともと、私はチェック好きなんですが、その中でもグレンチェックは特に良いチェックだと思っていまして。
ただ、ワイシャツに出来るグレンとなると、ある程度限られてしまいます。
色が濃すぎてもダメですし、格子が大きすぎてもダメなので、今回の生地は本当に良いと思います。
自分用には、濃い方のブルーを選びました。
紺の無地の上着なんかに合わせることが多くなりそうです。
第118回 アルモ 海島綿 ギンガム
続いてチェックです。
こちらは、アルモの海島綿シリーズになります。
生地の素性は、今までにもある通りなので、間違いなく良いものです。
アルモで、海島綿で、さらにギンガムなので、とりあえず自分用に1つ作りに出しました。
チェックを続けたんで、次は違うのを載せます。
第119回 トルコ アンテックス
ここのブランドは、ウチにとっては新規の取り扱いになります。
生地ランクとしては、180/2として入荷していますが、いわゆる双糸ではありません。
ストレートに言えば、単糸です。}
が、双糸表記での入荷になっていたのにも、一応は理由があります。
この生地は、精紡交撚糸というもので出来ていまして、その「精紡交撚」という製法が、人によっては双糸と捉える人もいそうな感じなので。
ただ、調べると、はっきりと「単糸」とはなっていましたが。
まぁ、双糸か単糸かが大切なのではなく、クオリティが大切だと思います。
双糸並の細さ、強度、毛羽の少なさを、単糸で可能にしたというテクノロジーは凄いです。
簡単に説明を、と思ったんですが、物凄く長くなる上に、簡単になってない、と言われそうなので、止めておきます。
細番手で、色の数もそこそこあるので、一度お試しになってはいかがでしょうか?
第120回 アンダーソン 200/2
今回は、アンダーソンの紅白ストライプです。
実際は、赤というよりもエンジに近い色で、間に細い黒の糸も入っています。
アンダーソンの200番の赤系は、需要の割には種類が少ないので、入荷すると割りと早々に品切れしてしまいます。
興味のある方は、ご連絡を下されば、一時取り置きにて対応致しますので、宜しくお願い致します。