春夏の生地の入荷が済み、順次店頭に並んでいっております。
そんな新入荷の生地の中から、今回はレジウノ社のプリント生地をご紹介致します。
ここ数年で、プリントの生地は結構な種類が出てきており、それまでに比べると、見る側も着る側も、抵抗が薄れてきているように思います。
しかしながら、シャツの形に仕立てて着ることを考えると、これだ!という生地は決して多くはありません。
色柄が強すぎれば、ただの派手好きな柄シャツになってしまいますし、逆にあっさりしすぎていると、プリントの意味が薄れてしまいます。
プリント生地の強みは、色数を増やしやすい、繊細なものから大胆なものまで様々な柄が作れる、発色の良さ、などがあります。
生地単体で見て、素敵な柄に見えても、シャツの形にすることを考えなくてはなりません。
数年前に入った大柄はペイズリーは、色も柄も強かったんですが、色数が少なかった為、シャツの形になった際には、寧ろ上品な仕上がりになっていました。
そんな中で、今年はプリントの当たり年といっても過言ではないほど、シャツの形にしたいプリント生地がありました。
そこからまずは第1弾として、こちらの生地を載せておきます。
白地にブルーで車の設計図が描かれています。
細かくいろいろなパーツが載っていますが、面積でいえば圧倒的に白が多いため、意外とあっさりした印象です。
車好きなお客様は元より、車好きな方と会う際に着ていけば、話題になること請け合いです。
車のパーツの間にインクがポタリと垂れたような跡があり、設計者の頑張りを表現しているものと思います。
こういった生地は、生地そのものにストーリーを感じられるのも面白いですね。
次回も引き続きプリントをご案内しようと思います。